sanpo@Spain

さくせん ▶︎いのちをだいじに

Day7 ローカルルール

今いるFonsagradaの街は、この数日間で一番大きな街。銀行もあるので、少しだけATMで現金を増やす。適当にやってみたけど、なんとかなるものだ。

 

今朝は雪。iPhoneの表示によると、着氷性の雨、という見たことない表記。ベチャベチャしたみぞれ、みたいなものか。

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雪の中、今日も山の中を歩く。瞑想兄さんとは今日も一緒。2人いると、確かに孤独ではない。

 

昨日ガリシア州に入ったのだが、アストゥリアス州ガリシア州で大きな違いがあることに気付く。

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これがアストゥリアス州にある道しるべ。貝殻のくっついている側が進行方向となる。

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一方、これがガリシア州の道しるべ。貝殻の開く方が進行方向となる。つまりこの2枚の写真は、いずれも同じ右側が進行方向となる。最初はそのことに気付かず、突然逆の方向を指示されてびっくりした。

 

歴史的に北スペインは自治の意識が高い。バスクガリシアでは使われる言語も異なる。Caminoの地図も、自分の州のことしか書かなかったりする。そういった事情もあり、この道しるべのルールも、統一されないのかもしれない。

 

今日も大雪。景観がいいルートのはずだけど、見えるのは白い雪ばかり。

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ただ、山を歩くのもあと数日。そう思うと、やや寂しくもなる。一歩一歩踏みしめながら、歩きを進める。

 

今日は昼を食べる店もなく、またまた板チョコがお昼代わり。多いと思ったチョコもなくなりそうだ。

 

今日の目的地までは24キロ程度。距離は短めである。もう少し歩けそうではあるものの、先まで歩いても宿がないので、キリのいいところである、O cadovoで終了。半分を過ぎて、ゴールまでの計画も立ち、少し余裕が出てきた。無理して早くゴールする必要もない。気長に満喫したいと思う。