sanpo@Spain

さくせん ▶︎いのちをだいじに

Night4 相部屋デビュー

遭難寸前で、這々の体で今日の目的地、Berducedoに到着。ここのアルベルゲは評判が芳しくないが、、、やむなし。というか、今夜はベッドの上で寝られるだけでありがたいと思え。

 

牧場の端っこの、まだ若干牛のにおいも残る場所に宿はある。おや、ドアが開いてある、入ってみると、そこには人懐こそうな顔をした白人男性が、裸で毛布にくるまっている。おっと失礼。

、、、どうやら着ていた服を脱ぎ、友だちがシャワーを終えるのを待っていた模様。こんな形で今夜は初の同居人デビューとなった。
この2人、地元スペインの方。英語が話せるので助かる。シャワーから出てきたお友だちは、パタゴニアのダウンに、ノースフェイスの室内ばきと、普通というか、むしろセレブ感のある格好。毛布じゃなくて良かった。

 

宿の管理人(ルイス、いい人!何かあったら24h電話ok!とのこと)も現れ、昨今の面白Camino話とか、宿の閉鎖事情なんかも教えてもらい、ひとしきり盛り上がる。あと、
ルイスは四国遍路のことも知っていた。スペイン人、興味津々。88ヶ寺が何の宗教か聞かれ、仏教だと答えると、少し残念そうだった。

 

それでは夕飯を、となり、スペイン人男性たちは自炊するとのこと。何でもベジタリアンで、店で困るそうだ。なるほど。

 

自分は1人で近くのレストランへ。お任せで頼むと、まさかの昨日と同じ鍋! 結構好きだったから嬉しい。でも今日は控えめに取っておこう。。。

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そして、やはり出てきた2皿目! 何の肉かと思ったら鱈のトマトソース。肉じゃないことが嬉しい! でも、、、一個でいいや。

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すると、おかみさん、一個だけ?と少し不満そう。え、全部食べるのが正しいの?? まだよく分からない。。。

 

満腹になり、宿に帰ると、部屋が暗い。。。そうっと開けると、さっき身体に巻いてきた毛布を床に敷き、2人で静かに瞑想している! そうっと扉を閉めて、居間で終わるのを待つ。扉を開ける度にサプライズがある。

 

2人とも少し不思議だけど、いい人で良かった。たぶん、明日も同じ宿になる。

 

そろそろ疲れたので寝るかな、、、と布団に入ると、なんか匂う。さっき身体に巻いていた毛布から部室臭が漂ってくる。。。

 

日本から持参した、秘密兵器のアロマで、自分の寝袋をいい匂いにして、寝るとしよう。。。まさか役に立つとは、、、。とにかく今日は長い1日だった。